二月十五日はお釈迦様が入滅された日とされています。
威徳寺では月遅れの三月十五日に報恩謝徳の為 涅槃会をお勤めします。
涅槃会には釈尊入滅の様子を描いた涅槃図を掲げ供養します。
涅槃図の中央には横たわるお釈迦さま、その周囲にはお弟子さんや信者さんはじめ、菩薩や天界の神々、さらには動物や昆虫までも集まりお釈迦さまの死を悲しみ悼む様子が詳細に描かれています。
威徳寺に伝わる涅槃図は古来より伝承され大切に保存されておりましたが、不幸にも修復先にて戦禍の為焼失してしまいました。
現在の涅槃図は佛紀二千五百年を記念して昭和三十一年新調された寺宝です。
三月十五日かの涅槃会から春彼岸の期間本堂にて御開帳しております。